本日もお読みくださり、ありがとうございます。
現役看護師で化学物質過敏症・CS・MCS患者のAkariです。
普段は『情報サイト』と銘打っていることもあり、
あまり自分のことは書かないようにしているのですが、
確定診断を受けて1年ということであらためて、振り返ってみたいと思います。
2020年1月のAkari
それでは1年前のAkariがどんな風だったかを、いくつかのカテゴリー分けして書いていきます。
仕事
・仕事は週3日しかできなかった。それでも1か月約12回のうち、2-3回は早退。
・夜勤・オンコールなんてもってのほか
・通勤電車にのるだけでぐったり

体調・症状
・眩しくて、外出時はサングラス必須、電車内の照明も日によっては眩しくてサングラスしていました
・スマホもタブレットもPCも画面が明るくて、一番暗くしても眩しく感じていました
この時の瞳孔は4㎜!!
・休みの日は一日中眠っていた 平均睡眠時間12時間以上
・眠っていたけど、眠れないので睡眠薬(デパス・ロゼレム)を愛用
2種類使わないと1時間半以上眠れませんでした
・手足の痺れ・感覚麻痺で、いつも正座した後のような痺れが続く
・よく躓くし、転ぶし、ぶつける
・内出血ができると1か月くらいよくならない
・下痢・便秘などの消化器症状が毎日ある
・週2回くらいはアナフィラキシー 6種類の抗アレルギー剤内服薬と2種類の吸入薬が手放せない
・自律神経障害からくる、低血圧;上が70-90/台、しょっちゅう立ち眩む
低体温;35.5度以下がベース、寒くて寒くて毎日ホッカイロとヒートテックが手放せませんでした

日常生活用品
・こちらの記事で書きましたが、洋服やリネン類が洗剤臭と柔軟剤臭と、ポリウレタン製品の
トリプルパンチで、安心して使えるものがほとんどありませんでした。
断捨離→臭い等で体調不良→寝込む→断捨離→体調不良 の無限ループ
新しいものを買いたくても、なかなか出かけられなくて
使ってみたら調子が悪くなることも多かったです。
・コロナの影響でマスクが手に入らない地獄を味わいました。
(実際はコロナの直前に買っていたのと、
値段が高くてもこまめに買い足していたから欠品することはありませんでした)
食べるもの
・食物アレルギーもあったので、主治医の指示を何とか守ろうと必死
でも体にいい食品がどこに売っているか、どうしたらよくなるか全然わかっていませんでした。
アレルギー対応食品は、CS・化学物質過敏症患者には向かないことを知りました。
よさそうかも→食べる→症状悪化 を、馬鹿みたいに繰り返していた
その失敗が今に生きているので、本当につらかったらいい思い出です。。。
2021年1月のAkari
さてさて、ここからが今回の記事で書きたかった本題です。
去年と比べたら、ほとんど困っていることがないというのが正直なところですね。
化学物質過敏症患者として生きる、症状を悪くしないということが、日常生活で当たり前になってきたからだと思います。
体調を安定させるよい習慣を手に入れられています。

仕事
・はじめて1か月間、遅刻・早退・欠勤なくお仕事ができました!!すごい自信につながった
・夜勤・オンコールはまだ無理ですが、春くらいからはできれるといいなぁ。。
・来年度も継続して働く事になりました。
体調・症状
・去年困っていた症状は、ほとんどもうないので、すごく楽です。
瞳孔も2㎜と通常サイズまで小さくなり、今年に入ってからはサングラス未使用です。
・子供のころからあった、休みの日は眠りたい欲求もなくなって
休みの日を1日ゆっくりと有意義に使えるようになりました。
・睡眠薬も抗アレルギー剤も吸入薬も一切使用していません
忘れがちですが、お薬も化学物質です。
日常生活用品
・2-3週目の断捨離を終えて、以前よりもさらにシビアに臭いをかぎ分けるようになりました。
ちょっとした断捨離では、体調崩さなくなっています。
・自分が使えるもの=廃盤の恐怖と隣り合わせなので、翌シーズン分まではまとめ買い
無印良品は使えるものが多いです。
愛用の部屋着 クルタは年中使えます!!
・うまく工夫して、大好きなおしゃれも楽しんでいます!
食べるもの
・コロナの影響でオンラインでできることが増え、自分の体に合うものを手に入れやすくなった
・自分なりの尺度・基準が明確化したので、失敗率は1割以下、というかほぼなくなった
(その失敗も『物』はよくても、『パッケージなどが柔軟剤や香料臭い』のパターン)
・95%以上は無農薬・化学肥料不使用、除草剤使用の食品で体調安定

1年たった今だから言えること
毎日を必死で生きていたから、よくわかっていなかったけれど
あ、意外とよくなってる!っていうのが、正直な感想です。
こうやって、ここに記したことで自分に自信も少しつきました。
まだまだ、波はあるし
死にたくなるようなショックなこともたくさんあります。
でも、こうやって振り返ったらよくなっている。
もう、1年前みたいなことには戻りたくないから、
さらに、もっと自分にとっていいことを見つけていきたいです。
そして、多くの人に共有できるように…
それが次の1年へ向けての目標です。
