化学物質過敏症の原因は香害だけ!?においのない物質も要注意!

化学物質過敏症
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よく言われる原因は…

化学物質過敏症 といえば

香害(柔軟剤や消臭剤)

合成洗剤

農薬

これらが原因とよく言われますよね。

自覚症状として初期段階で意識する事の多い、身の回りにありふれた化学物質です。

私にとっても、これらは原因になっていますが、実は星の数ほど原因になる物質があるんです。

今回はその原因の一部をあげていくとともに、その症状と対処についてまとめていきます。

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においのしない物質が一番怖い

先述の化学物質はにおいで避ける事ができますし、使用する/しないの選択が可能です。

洗剤や柔軟剤・農薬は使用の際に、化学物質の詳細を製品表示で確認することが可能です。

化学物質過敏症になって1年余り、実はいちばん怖いのはにおいのしない化学物質ではないかと思っています。

例えば、有機リン系・ピレスロイド・イソシアネートはにおいがなく、「神経症状」が強く出る化学物質と言われています。

有機リン系は殺虫剤

ピレスロイドは虫よけ・防虫剤

イソシアネートはポリウレタンなどから

これらはにおいがないものが多くて気づくことが難しく、避ける事が困難です。

そして街に散布されていたり、最近は網戸や窓のつるしておく虫よけだったり、

防虫剤は衣替えの時期に、タンスから出して洗わずに着用していたりすると、周囲の人が無意識に拡散していていることもあります。

ポリウレタンはとても身近な素材で、大体の洋服・肌着には入っていますので、成分表示を一度よく見てみてください。

今、世の中ではやっているマスクも、ウレタン素材なので化学物質過敏症の方には厳禁です

フェイスマスクと手袋 - 保護具 - マスク ウレタン ストックフォトと画像

ベッドのマットレスや伸縮性やクッション性のあるマクラなどの寝具もそうですね。

本当に気をつけていないと、朝起きてから夜眠っている間も、日常的に「においのしない化学物質」をたくさん吸っている…そんな状況なのです。

みなさんは知っていましたか??

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どんな症状が出るの?

日々の生活の中で、特にコロナ禍おいては、

消毒する場面も多く様々な場面で無意識のうちに

多数の化学物質に暴露され吸収しています。

神経症状が出現し始めて気づく、それくらい本当に気づきにくいのです。

私がよく出てくる症状は、瞳孔の散大、瞳孔の縮瞳が悪い、手足のしびれ

つまずきやすい、関節や筋肉のこわばり、全身の筋肉痛

程度の差はあれど一日仕事して帰ってくると必ず出てしまいます。

具体的な身体症状に置き換えると、

瞳孔の散大→常にまぶしい

瞳孔の縮瞳が悪い→暗いところから明るいところの環境の変化に対応できない

手足のしびれ→いつも正座して、痺れたような感覚。痛みはあまりないです

つまずきやすい→足の感覚も悪いのでしょっちゅうつまずきます

関節や筋肉のこわばり・全身の筋肉痛→体中が痛い

これらの症状が常に出現していますので、思うように生活することは難しくなっています。

どうしたら症状はよくなるのか?

化学物質過敏症の症状をよくするには

①体にとりこむ量をへらす

②体から出す量をふやす

③ため込まない体にする ことが大切だと言われています。

化学物質過敏症患者は総じて全身の代謝が悪くなっていることが多く、

化学物質をなかなか体の外にスムーズに出すことができません。

長年の生活の中で、徐々に細胞内に化学物質が蓄積しているため、

常日頃から腎臓・肝臓での代謝・解毒には負担がかかっています。

そこに、さらに体内に化学物質が入ってくると、

腎臓や肝臓での代謝が困難になり身体症状が強くなってしまいます。

汗をかくとよい、排便・排尿がスムーズになると良いと言われているのは、

自分の体がもっている、生理的な代謝をうながして化学物質を体外に出すことができるからです。

私の場合、これらを軽減するためには静かな環境でただ横になっている、

眠る、水分をしっかりとるくらいしか手段を持ち合わせていませんので、

時間があればただただ横になっている日々を過ごしています。

すこしでも化学物質を出せるような、自分にあった方法をみつけて、

回復につながるような体づくりをしていきたいですね。

いつになったら良くなるのか。

自分の体が、24時間で化学物質をどれだけ体から出せるかは未知数です。

体重や身長のように数値で測る事も難しいですし、日々、化学物質にどれだけ暴露されているか・体にどれくらい蓄積しているか…そういった点で、個人差が大きいことも一つの要因です。

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先の見えないトンネルの中にいるような、そんな気持ちになることも多いと思います。

体にとりこむ量を減らしていくことで、長い目で見ると少しずつ症状は良くなっていきます。

私はまだ1年目なのでまだまだですが、5年・10年とかかって完解(症状がよくなる)という状態になった仲間たちがたくさんいます。

だからあなたも、私も、いつかよくなります。

きっと。

絶対に。

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